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好きなものの備忘。

WUG長野感想

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 Wake Up, Girls! FINAL TOUR - HOME - ~ PART Ⅲ KADODE ~長野公演に昼夜で参戦したので感想を残します。体調崩してかなり遅くなりました。

 

 

以下、公演のネタバレを含んでいますのでご注意下さい。

 

 早朝に出発し、埼玉でワグナーを拾い上げ長野へ向かう。茨城からだと車で4時間ほどで、東京からだと3時間というところ。公演前日に長野は吹雪いているという情報が散見されたので当日の天候(というより交通網)が心配であまり眠れなかったが、結果的には快晴で、無事に長野市内に入った時は安堵のため息をついた。

 

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 遠征のお供として車内でWUG3rd公演を流すなどした。上映が終わったのと同じタイミングで会場のホクト文化ホールに着いたので、尺調整完璧さに皆で笑った。しかしそんな偶然以上に驚くのは今日のWUGちゃんの衣装であった。幕が上がり目に飛び込んできたのは、青が眩しい3rd衣装(HIGAWARI PRINCESS)。「ついさっきまで観てたやつ!」というとても個人的な盛り上がりが起こった。

 

 

 KADODEは歴代衣装という日毎・公演毎の楽しみに加えて、衣装による振付の差分もまた楽しみにしたいポイントのひとつ。夜公演で披露された『スキノスキル』。2A入り前の

like fairy tales
your fairy tale

ではWUGちゃんがスカートを掴み、パタパタとさせる振りがあるのだが、この3rd衣装では掴むのはスカートの青い層の部分。とても可愛い。スキノスキル本衣装でも透け部分だけ持っていますね。

 ちなみに長野公演は昼上手3列目、夜ドセン2列目という神席を授かったのでもう幸せすぎました。夜のスキノスキルではかやたん推しの連番者さんと「かわいい…」「かわいい…」という互いの語彙をフル活用した高難度な会話を繰り広げるなどしました。もう全てに感謝した一日でした。

 

 

■王様のカデンツ

 個人の活動で長野に所縁がある高木さんがお当番を担当し、DJタイムでWUG曲などのメドレーを披露してくれた。悩みに悩んで考え付いた企画らしいが、自身のDJ活動を活かし、「WUGのレア曲も披露したい」という想いも感じ取れて、とても良いものになっていたと感じた。そして高木さんがすごい楽しそうにDJを披露しているのが何より。WUGちゃんのそういう姿を観られたら、もうこの上ないわけですよね。

 

 そんなDJタイムで最初に披露されたのが『王様のカデンツ』だった。このブログを定期的に観て下さっている方がいたら、この曲を聴いた私の感情は想像に難くないのではないかと思います。多幸感、この一言で十分だとも思えます。アレ、なんですよね。本当にアレでした。

 DJタイムの1発目の曲なわけだからどのような構成で披露してくれるのかが分からない。まるまる1曲歌ってくれるかもしれないし、1サビ歌い終わったら次の曲に移っちゃうかもしれない。カデンツァを聴けた喜びと同時にそういった緊張を混在させながら1番を聴いていた。そしてDJみゅーちゃんが選択したもの、いや、して下さったのは奥野香耶さん高音ソロパートだった。1サビを終えた後に2番を抜かし、間奏に移っていく。その瞬間に「くる!」と察した私は武者震いに似たものを覚えた。

目に見えなくても届いてるはずだろ?

強さのある高音ではなく、か細いようにも感じるが優しい包容力を確かに感じる。天に召されるならこの高音に乗って運んでもらいたいと思えるような伸び。そんな印象深いソロパートは奥野さんにとっても構えていたもののようで、直後の表情に幾分かの歌いきった感が出ており、それがたまらなく良かった。これ以上ないくらいの多幸感に包まれたひと時。そんな私が翌週のわぐりすらんのプレボに、カデンツァの感想文で埋めた手紙を入れたのは言うまでもないだろう。

 

 そして何より見せ場として間奏以降も抜き出してくれたDJみゅーちゃんに感謝。他にも私的には『ジェラ』のアウトロが嬉しかったし、『End of endless』や『Regain Brave』、『Glossy World』といったレア曲も聴くことができ、最後には『おいでよ!LOVE★飯田パラダイス』の餅まきで会場全体が盛り上がった。市原公演はある種スタンダードなものに収まっていたので(それはそれで良いもの)、長野にて高木さんらしさが出た会場企画が観られたことが嬉しかった。

 

 

■海そしてシャッター通り

 夜の部で初披露となった『海そしてシャッター通り』。思い浮かぶ情景の寂しさ、しかし彼女達の歌声に悲壮感は決して無く、感じるのはそれが持つ暖かさと優しさ。涙腺が緩んだところでの劇伴には涙が出る。北風や海、雪と冷たさを感じてしまう歌詞ながらもそう感じることはない。2番でのソロパートを歌うメンバーと、それを階段に腰掛けながら見守るような他のメンバーの構図が暖かい。この曲をCDで初めて聴いた時、会場では絶対泣いてしまうと思った。そしてその通り泣いてしまったわけだが、吉岡さんもレコーディングでは感極まってしまったそうで、収録されているのは涙を流したままの彼女の歌声であるという。

 昼の部で歌った『土曜日のフライト』は、過去を気にはしながらも未来へ進むことを歌い(個人的解釈)、『言葉の結晶』は現在の彼女達の真価を見せつけ、過去を思い浮かべる海そしてがその始まりである、と。思い出に蓋をして感謝のリボンを結ぶ。後ろにこれからを歌ってくれる曲があるからこそ、ここでは過去を振り返るだけ。今だけは時計の針は逆に動いても良いのだと思う。

 

 WUGSSAが金曜日であると知る前に作られた『土曜日のフライト』、HOMEツアーのリーディングライブで『小さな一歩』が流されていたとは知らぬままに『海そしてシャッター通り』の曲が出来上がった。出来すぎた偶然には驚くばかり。

 

 

■他 (時間が取れないので箇条書きにて、、、)

  • 7 Senses』ではまゆしぃと真っ向から対峙できたので幸せだった。アウトロの合唱部分、「いいねぇ!」と反応していたのは珍しかったような。
  • 『タチアガレ!』、皆で「タチアガレ!」とひとつに歌うところ、煽りが「声出せぇ!」だったのかっこよすぎたし、昨日のワグリスランでもやってて、もうまゆしぃ最高です。
  • 『地下鉄ラビリンス』、大阪公演ではよっぴーが「まゆしぃみたいにこいやぁ!ってできない」と嘆いていたらこの日はまゆしぃがお手本のように「こいやぁ!」と煽ってて笑った。まゆしぃの「こいやぁ!」最高に好き。
  • 間奏のコール&レスポンスタイム。夜公演ではラップ面を強めにしていて楽しかった。これがラッパーよっぴーの伏線にも。
  • 翌日から見事に体調を崩して平日のお仕事辛かったけど、土日から元気に推し事再開できたので良かった。

 

 皆様におかれましても体調にはお気をつけ下さい。次は徳島!以上。

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