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好きなものの備忘。

WUGのリボンチャームを考える。

 Wake Up, Girls! Advent Calendar11日目の記事を担当します。他の方の記事も下よりどうぞ。

 

 

 全部拝見していますが、WUGについての文章を日替わりで読んでいるとなんだか懐かしい気分になります。そんなブログ企画ですが、自分は「リボンチャーム」について考えたいと思います。

 

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 リボンチャームと言っても、メンバー毎のではなく、会場毎に販売されていたリボンチャームの方です。

 

 


 ひとまずリボンチャームについてまとめた表があるのでご覧ください。

 

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 表記地名:実際に書かれている地名の表記
 修正地名:「表記地名」を日本語表記に直したもの
 会場所在:会場の住所(市区まで)
 担当メンバー:会場企画を担当したメンバー
 色:実物スキャン画像
 カラーコード:「色」のとある一点より抽出したカラーコード
 色説明:「カラーコード」の色合い説明

 


 リボンチャームの色は基本的にはその会場の出身地のメンバーの色になっています。例えば、大阪出身の吉岡茉祐さんが会場企画を担当した大阪・岸和田公演ではリボンチャームがメンバーカラーの「赤」。特に担当がいない会場に関してはその限りではありません。
 そうしたリボンチャームの色ですが、一歩立ち止まって考えると「なんでその色?」「なんでその表記?」というものも中にはあるので、以下少し考えていきたいと思います。

 

 

 

1. ①⑨市原公演と長野公演のオレンジ

 2つのオレンジを見比べると、市原が赤系のオレンジであるのに対して、長野はそれよりも明るく、感じとしては後者の方が高木美佑さんのメンバーカラーに近そうです。想い返すと、そんな色の差異までも公演内容に表れていたのかもしれません。

 

 HOMEツアーの幕開けとなった市原公演は、ひとつひとつが初めてなことのわけですから、それはもう情報過多で感情消費の激しい時間でした。楽しいパーティーの開幕を告げるSHIFTや演者の客席展開には最初から度肝を抜かれ、想いを込めたメッセージ動画や悲願の舞台円盤発売、アニサマのサプライズ発表には感情が激しく揺さぶられましたよね。

 一方での会場企画、当番は千葉出身の高木美佑さんでしたが、企画内容はソロメドレーや高木さんセンター曲・ソロVer.曲披露に留まり、後々の公演と比較すればですが、「高木美佑らしさ」は存分に出せていなかったように思います。納得はできます。ツアーの一発目ということで他者比較が出来なかったり準備時間も十分ではなかったりしたでしょうし、市原の公演内容に加えてさらに高木さんが暴れ散らかしていたとしたらそれはもう供給過多というレベルになっていた筈です。なので、まずは「Start It, Up」の魅力を存分に感じてもらう為の内容であったのだろう、そう納得はできつつも、高木さんらしさがもっと出せる機会でもあって欲しかったなぁと惜しむ気持ちも少なからずはありました。
 
 しかしご存知の通り、それは杞憂でした。年が明けた1月の長野公演では、高木さんが長野の岳フェスで「ナミキちゃん」を演じていることにちなんで、彼女らしさを爆発させる機会が訪れました。この公演内容が大変に素晴らしく、ワグナーの誰しもが「高木美佑ちゃんさんありがとう」と思ったものです。特にDJタイムでは奥野香耶さん推し全員が切望していた『王様のカデンツァ』を披露してくれ、奥野さんの高音の伸びに乗っかりながら天に召していった緑推し勢は、終演後ひれ伏すほどに高木さんに感謝したと聴きます。それ以外にもDJだからこそできるであろうレア曲披露の数々は「FINAL TOURでありながらもできなかったこと」への対応、ある種の補完的役割として、個人としての活躍だけでなく全体としても意義の大きい内容になっていたと言えるでしょう。
 
 そういった背景を以て、あらためて眺めた長野のオレンジ色は、とりわけ綺麗に感じるものです。

 


2. ④⑤⑦⑩⑫メンバーカラーと合致してる公演

 ④大阪1回目・岸和田公演は吉岡茉祐さんの
 ⑤岩手・盛岡公演は奥野香耶さんの
 ⑦熊本・熊本公演は青山吉能さんの水色
 ⑩徳島・鳴門公演は山下七海さんの
 ⑫宮城・仙台公演は永野愛理さんの(藍)

 どれもその色であることへの説得性が高い公演内容でした。とても良かったです。それにしても3次元のWUGちゃんって全員2文字ずつの姓名なんですね。揃ってて綺麗。

 

 

3. ②⑥神奈川2公演の色を考える

 一方での話ですが、記事題を「考える」としたのは自分なりの答えが出せないものもあったが為に、逃げ的な意味合いも含まれています。神奈川が田中美海さんの地元であることを踏まえると、座間は真っ黄色で良かったはずですが、そうではありませんでした。横須賀は黄(金)みがありますが、真っ黄色ではないですし、そもそも横須賀公演は田中さんにフューチャーした公演内容ではなかったように思います。なのでここでの締めは「分かりません」とします(考えました)。

 


4. ⑧見せられなかった桜色

 なぜ大阪公演のリボンチャームがピンクだったのかはいちワグナーの私が知る由も無いんですが、結果としてこれ以上無いチョイスになっていたように感じます。
 
 永野愛理さんのソロ曲はどちらも桜をモチーフにしていますが、その内「桜色クレッシェンド」では曲のイメージカラーでピンクが、桜色がより強まったものになっています。その曲が披露されたのは2回目の大阪となったKADODEの大阪公演。会場企画がメンバーソロ曲の披露というものでしたが、永野さんが桜色クレッシェンドを歌う目の前にそれはもう満開の桜色が広がっていました。きっかけは「桜色の景色にして欲しい」というMC内での彼女自身から出た言葉でした。「だからこそ」と言っていいのが彼らでしょうか、その翌日には箱いっぱいにピンクのサイリウムを抱えて配り回る藍色勢が観測できました。

 そして仙台公演でもこの曲は歌われましたが、やはり色んな観客が集まる千秋楽ということもあり、桜色はまばらでした。永野さんとしては歌詞的な意味で青色もまた正しいと言っていましたし、仙台公演では仙台やそこに住む方たちへの感謝の役割としてこの曲を歌っていたのでしょうから、桜色への言及はしなかったのではないかと思います。ただ、それを見越していたからこそ大阪公演では願いを言葉したのではないかとも察せます。彼女が自分の願いを口にするのは珍しいことのように感じましたし、推しの想いに応えたいオタク達もまたかっこよく見えました。そうして出来上がった桜景色を見る彼女の表情はとても嬉しそうでした。

 2019年3月31日、私はWake Up, Girls!最後の日に仙台で聖地巡礼をしていましたが桜が咲くには少し早く、見られずじまいでした。そんな桜が咲く前に約束の時を迎えることになった永野愛理さんに、大阪で桜景色を見せられたことは嬉しく思いますし、そんな大阪でのリボンチャームが桜色であったことがなんとも素敵だなと思います。

 


5. ⑪一宮公演の鋼色

 物販画像でリボンチャームの色を見た時は「いきなり渋めの灰色を出してきてどうしたんだ?」と思いましたが、会場に行って分かりました。

 

 コレです(どーん)。
 

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 FANTASIAではドラゴンに見事打ち勝ったWUGちゃん達が、剣を地面に刺し、マイクに持ち替えて冒険に出るというとんでも激アツ演出がありましたが、その時のアレがコレになります。

 どこまで本気かと聞かれると、私はそこそこ本気です。ただまぁ、実際のところはどうなのでしょう。

 

 

6. ⑬最後は白

 "Wake Up, Girls!" 7人としてのFINAL LIVEですが、そこにをあてがったのは感覚的にも受け入れやすいことかと思います。ブロマイドやパンフレットでの、髪を下ろし白を纏う裸足の7人の姿が今もなお印象深くあります。


 SSA公演の前後に奥野さんの舞台を観に行っていたのですが、ライブパートで緑を振ろうとしたら横にいた、恐らく私と同じ緑推しの方が赤を振っていて「あ、そうか」と思って色変えしたのを思い出します(奥野さんが演じていたキャラの色が赤)。あの白はきっと、「WUGとしての色を失って元の白に戻った」というわけではなく、WUGでの色もひとつとして、これから様々な色を付けていけるように、映える色を着飾らせたんじゃないかと思います。

 

 と、ポエみがマシみになってきたところでリボンチャーム色談義を終えたいと思います。 

 


7. ③グッズは物語を語るか?

 リボンチャームの地名表記は「府県+市」となっていますが、大宮公演だけは「SAITAMA Omiya」となっています。大宮は市ではなく大宮区さいたま市)です。私もその事実を知ったのはつい一週間前のことですが。他のリボンチャームと統一性を持たせるなら「SAITAMA Saitama」であるべきです、がそうするとSSA公演と同じなので被ってしまいます。
 またはこの2箇所については特例として区表記にしたとします。その場合さいたま市中央区にあるSSAは「SAITAMA Chuo」となりますが、SSAが中央!?と違和感が出そうで好ましくありません。なので「SAITAMA Saitama」表記はSSA公演に譲る為に、大宮公演をOmiya表記としたわけでしょう。そこから逆算すれば、それほど早くまでに、大宮公演のグッズ制作段階に影響を与える程には早く、SSAという舞台を考えていてくれたのかもしれません。
 以上に論理はありません。Chuo表記でも構いませんし、単純に公演名が大宮だからOmiyaにしていたというのも妥当でしょう。なにより一週間前までの私同様に大宮市だと勘違いしていたのかもしれません。ただひとつ、グッズから推察できることもあるかもしれない、そんな可能性を残して久々のWUGブログにしたいと思います。


 色がどうのこうの言っておきながら、実は私は色弱で、小学4年の頃に学年で私ひとりだけ病院再検査となったことがあります。お医者さんにペン先が光るライトを出され「これ何色?」と言われて「黄色?」と答えた時に後ろから聴こえた母親の「ヒィッ…」という声だけは今でも覚えています(赤だったそうです。逆だったかも)。日常生活に支障をきたすほどではないですが、そんな自分があの時から何年も経って「推し色は緑で~」「基本は白で~落ちサビは赤で~」とか言いながらペンライトを振っているのも今思えば不思議な話です。以上です。

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