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好きなものの備忘。

笑顔のKADODE - WUG熊本感想

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 Wake Up, Girls! FINAL TOUR - HOME - ~ PART Ⅲ KADODE ~熊本公演に昼夜で参戦したので感想を残します。

 

 横須賀が2週間前であることに実感が湧かず、かといって市原が半年前なのもなんだか受け入れ難い。公演数が折り返したとはいえ千秋楽まで2ヶ月もない。もしかして私達はとてつもない歪んだ時空にいるのではないかと感じながら、HOMEツアー最終章"KADODE"が始まった。

 「WUGってほんと良い曲ばかりだよなぁ」そう実感するのは彼女達の代表曲で彼女達の歴史を辿るかのようなセットリスト。思い返すと以前にも似た気持ちを覚えたことを思い出す。それは昨年5月に開催されたGreen Leaves Fes.昼の部を終えた時のこと。人気投票の結果を並べただけ(語弊はある)の2時間強はひとつのライブとして不思議なほどに仕上がっており、満足度がとても高いものだった。やはりそれは流れ知らずの曲個々が持つ強さやWUGちゃんのパフォーマンスの高さあってのものだろう。そのかいあってか私の周りにはグリフェスからワグナーになった人が結構いる。このKADODEも、残席が限られているのは分かっているが、SSAへの足がかりとしても色んな人に足を運んでもらって、WUGちゃんの魅力に触れて欲しいと願うばかりである。

 

 

以下、公演のネタバレを含んでいますのでご注意下さい。

 

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Beyond the BottomとWUG横須賀感想

 Wake Up, Girls! FINAL TOUR - HOME - ~ PART Ⅱ FANTASIA ~神奈川・横須賀公演に昼夜で参戦したので感想を残します。

 

■FANTASIAに現実を見る

 間が空いたからか実感もあまり湧かぬままに"FANTASIA"の3箇所公演を終えた。このFANTASIAを振り返るとやはり開幕3曲に圧倒されたことを思い出す。

 ”人々は生きることに疲れ、夢を諦め、想像する力、Imaginationが失われていた”、そんな黒に覆われた世界で7人の妖精は巨悪であるドラゴン討伐の為に伝説の勇者を探し出し、想いを託す。まゆを始めとした個性豊かな4人が集い巨悪に挑むもドラゴンの前に力及ばず、そこに加勢するべく現れたのは"タイトロープ ラナウェイ"の3人。世界中のワグナーからWake Up, Power!を集め上げ、8人の勇者はドラゴンを倒し"Imagination"を見事取り戻した。そうして彼女たちは武器を持ち替え、また新たな冒険に出るのであった。

 ドラゴンはヤマタノオロチを意識しているのか、8つの頭を持つものが描かれていた。それぞれの頭に色を持ち、WUGの7色と灰色じみたもう1色を含めての8色。普通のドラゴンでなくこうしたのは、ドラゴンを自分に見立てた存在としているからだろうか。"勇気でも構わないから ずっと一つ手にいれたかった"と歌っていた『outlander rhapsody』だが、最後には見事ドラゴンを討ち果たす。そして"地図やコンパスは要らない 胸に勇気があればいい"と冒険に出る『リトル・チャレンジャー』。ドラゴンを倒すことは自分に打ち勝つということ、それはすなわち勇気を持つこと。勇者が冒険者になり、また新しい旅へと出かける。こう考えるとこの流れは決してただのおとぎ話に収まった話ではなく、現実を生きるWake Up, Girls!の物語と捉えることができるであろう。そしてこの物語の登場人物として描かれていたのは彼女達7人だけじゃなかった。私達ワグナーもまた8人目の冒険者として歩き出す。
 開幕"3"曲とは言ったが自分の中での捉え方は開幕"1+2"曲のイメージ。やはり『スキノスキル』だけは特別の位置付けとなっているだろう。参加型の後続2曲とは違って、紗幕がステージと客席に一線を画するものかのようで、幕の先に不可侵な世界を作り出す。そして半透明な映像に包まれたWUGちゃんはとても幻想的で、本当にそこにいるのかどうかも分からない不思議さ。そして何よりスキノスキルの踊り子風衣装が雰囲気作より一層高めるものになっていた(本ツアー初の1曲使いも贅沢)。こうした特別な演出で、まさに「妖精と、妖精に誘われた勇者達」という構図が出来上がっていたことと思う。
 PartⅠ"Star It Up, "の開幕3曲はパーティの始まりを演出し、会場の温度を一気に最高潮まで持っていった。対してPartⅡの始まり3曲は"FANTASIA"の世界に惹き込む流れを作り上げ、その中に現実とのリンクも感じさせ考察に富むものだった。どちらも凄みを感じるもので、想像する力、Imaginationの素晴らしさに感服する。

 

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想いが沁みたWUG岩手感想

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 Wake Up, Girls! FINAL TOUR - HOME - ~ PART Ⅱ FANTASIA岩手・盛岡公演に昼夜で参戦したので感想を残します。中々時間が取れず遅くなってしまった。前置きは飛ばして「■会場企画」辺りから見てください。

 

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