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好きなものの備忘。

Caligula-カリギュラ- 8話 9話 感想

アニメ Caligula-カリギュラ-

8話「人生とは、他人の設計図で作るものではない。どんなに稚拙でも自分で描くべきだ。

9話「何かが起こってしまった後であっても、何をするかは自分で選択できる。

感想。アニメのネタバレ有

 

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守りたいこの寝顔

 

■8話①峯沢維弦とイケP

 

 7話の鍋パの裏側、維弦は楽士のイケPと衝突していた。挿入歌は「天使の歌」、作曲は亜沙氏。アニメRe:アレンジはBGMであることを意識してか重めだけど、オリジナル版はかっこつけたイケPらしいギターロックで、仕上がりも疾走感あるものに。

 Caligulaはひとつの楽曲でもアレンジが多種あるので楽しみ方も色々。けどやっぱりオリジナルは偉大です。アイスのスーパーカップがチョコ味とか抹茶味も売れるのはバニラ味という軸がしっかりと美味しいかららしい。CD出てたり配信もされてるので、興味ある方はオリジナル版もチェックしてみて下さい。

 

 8話では楽士側にスポットが当てられる。μが先の大戦から目覚めておらず、今までμに依存していた楽士達は焦り始める。ミレイはカードを止められ狼狽する様子。しかもNPCにすら嘲笑されるという…まぁミレイからはそう見えてるというやつだろうけど。スイートPは太って服が入らないようだが、三郎ラーメン食ってないなら痩せそうだけどな。ただ胸はゆめかわサイズのようで安心した。少年ドールは本読んでるだけなので一切支障無さそう。

 イケPはというと、メビウスのイケメンランキング的なので首位陥落。ほぼ八つ当たりの形で維弦に銃を向ける。イケてねぇ…。今までのトップの地位もμが作っていたランキングに過ぎなかったと気付き、情けなさとか恥ずかしさといった感情の爆発もあったのだろうけど。それにしてもイケP一筋と言っていたアイリスまでもが維弦に心変わりしてたのは流石に笑った。

 

 維弦は自身のイケメンは自ら望んだものではなく、μが哀れんで与えたものだと言う。確かに7話でμはイケメンの方が良いに決まってる的なことを言っていたな。維弦が現実世界でもイケメンなのかは分からないが、現実で自分の顔にある傷を「僕が僕である為の証」と言った。なのでμは維弦の望みと真逆のことをやってしまったわけか。けどそんなの分かんないよね、μちゃんは悪くないよ><

 

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俺達には正義がある。そしてきっとやつらにも譲れないものがあるんだろう

 ということで8話は楽士側の正義を描いたお話だった。失った時にやっと自分の欲しかったものが分かるわけなので、μ不在の世界でそれが浮き彫りになる…という良い説明回だった。

 維弦はつくねを求めて服屋に入るくらいのヤバさだが、なぜそうなのかは今後語られるのだろうか?まぁ結果としてアリ鍋につくね入っていたのでイケPが教えてくれたんでしょう。いいヤツじゃん。けど顔ズタボロにしながらもゲットしたつくねを、残飯処理みたいに食べさせられてた維弦はかわいそうだな。けど美味しいならいっか。

 

 そしてこの維弦の声優・梅原さんは病気で休業されるとのこと。無事元気なお声が聴けることを願っております。そして9話以降は代役の前野さんに。ゲーマーだしCaligulaプレイしてたりして。

 

 

■8話②律とカギP、健介

 

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わざわざ現実に帰る必要無いでしょ

 カギPは律に接触を図る。大戦時に何か思うところある表情をしていたカギPだったので、メビウスやμに対して内心揺らぎがあったのだろう。楽士から寝返って帰宅部に入ると言う。カギP→健介に。

 ここらへんのやり取りで、アニメCaligulaは律の物語だと指針が確定したように感じた。健介が言うように、自分が何者か分かっていないのに、現実に帰る必然は無い。それでもμと争う理由が「やっぱりこんなのって違う」とぼんやりとした感じ。

 しかし続けて言ったのが「なんで、この人達(帰宅部)は帰りたいんだろう?って思ったんだ。君と同じくね」。なんてことない台詞だけどこれ、転がせばやばい言葉ですよね。健介は「現実に帰宅した方が良いかも?」と若干でも揺らいでいるので、その方向に進んでいる帰宅部を見て参考にしたいという思いがあるだろう。それで、律もこの健介と同じ考えなら別に良いんだが、これμも全く一緒のこと思ってるからなぁ。この時点だと律はどっちに転ぶのか分からない危うさがある。

 まぁ言えることは「律とは何者か」、これがアニメCaligulaの核だと考えていいでしょう。原作プレイしていても分からない。なので楽しみです。

 

 

■9話①鼓太郎とシャドウナイフ

 

 かなりの中二病テイストなキャラ、シャドウナイフ。挿入歌は「sin」、作曲は「天ノ弱」で有名な164氏。個人的には「lost」がかなり好き。

 

 好きなアニメ作品のキャラ名を借りて正義の鉄槌を下す。鼓太郎は一度は暴力だと反発するも、それが現実でいじめていた奴への復讐だと知り、同じ様な過去があるのか動揺する鼓太郎。そしてシャドウナイフに追い打ちをかけるかのように「悪を助ければそれが悪」と言われ、まともに言い返すことができなくなる。

 8話のイケPのジャスティスと維弦の望みは交わることはなかったが、9話で見られた2人の考える正義と悪は真っ向からぶつかる。

 

 ただし報われなかったシャドウナイフ。ウィキッドがいきなりビルを爆破してなんやかんやで転落死してしまう。音がグロい。正直この死に方はちょっと雑な感じを受けた。ウィキッドはヤバイ奴だけど、あんな無計画かなって。その為の興奮メールではあったんだろうけど(反転。ネタバレは無いけど)

 

 現実から魂だけメビウスに彷徨っている状態なので、メビウスの死は現実の死を意味する。その仕組み知らなかったという琴乃とアリアのやり取り、どっかの魔法少女アニメで既視感が。

 アリアとの不和や、裏切り者の可能性に疑心暗鬼になる帰宅部員達。そして偽メールが届いて部室に集えば、ドアが開かず閉じ込められてしまう。それにしても鍋やるからって部室に来る鼓太郎かわいいな。あとアリアがいないけどどこ行ったのか。

 

 

■9話②律

 

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ぶっちょ…

 一方で"審判の扉"を開ける律。タワーを探索している時も口数少なかったようだが、どうしたのか。鳴子の「あれ、そういえば、ねぇ、部長は?」で〆。アニメオリジナルいいぞいいぞ!

 

 

■他

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  • いやもうシリアスなシーンなのにめっちゃ笑ってしまったので勘弁して欲しいしなんなら今日一日何回か思い出し笑いした。

 

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※最終話ではありません
  • 正直焦った。ぶくぶ先生のクソ予告ってどういうプロセスで作られてるんだろう。なんか題名だけ先生に投げて、予告が返ってくるだけな気がする…笑。確かにサブタイ=タイトルは最終回感あるし、すべからく名作であったりする。 

 

 

レネット発売!

 

TVアニメ「カリギュラ」挿入歌CD「レネット」

TVアニメ「カリギュラ」挿入歌CD「レネット」

 

 

 今週発売です。1話からちょいちょい登場している「レネット」と、μが暴走した6話挿入歌の「juːˈtoʊpiəユートピア)」と「Tír na nÓg(ティルナノーグ)」が収録。ぜひ買いましょう。もちろんこのブログに広告収入は無いのでリンクは気軽に踏んで下さい。

 

 

カリギュラOD

 

 アニメ9話、鳴子の小説家という目標や、維弦の一人暮らし願望の理由は多分語られずアニメは終わると思う。こう、言葉の断片に彼らの現実のトラウマが見られるけど、詳しくは説明されなさそう。

 けどそれで私は良いと思っています。アニメは律のお話のようだし、実際ゲームも彼らの深層に踏み込むかは選択できるし、言ってしまえば踏み込まなくても大丈夫だったりもする。

 ただ、踏み込みたい人はぜひCaligulaやりましょう。健介が言っていた様に相当な人生歩んでますよ。

 

 

  カリギュラODもクリアしたので全体のプレイ雑感(ネタバレ無)と、梔子というキャラとその曲の考察・感想(ネタバレ有)を書きました。以上です。

 

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