そしてまた恋をする - 斉藤朱夏 SS8401感想
8/16開催の斉藤朱夏 Birthday Free Live『8401』に参戦したので感想を簡単に残します。沼津旅行記は一旦お預け。
世間はお盆休み。金融畑を歩いてきた自分にはこれまでもこれからも関係なしって感じだったけど、この日は有給使って休みにしてみた。そして朝から物販に並ぶことにした。だって欲しいですよ、しゅかしゅーのサイン(先着)。
ちょっとのんびり車で行ってみたら始発から大分遅れた6時半くらいに会場着。車から見えた長蛇の列。頼むからただの人の群れであってくれと願っていたところに目に入ったのは「朱夏人」と刻まれたTシャツ。はい終わったと思った。列に並ぼうと、先頭から最後尾まで歩いている時のその列の長さを脚で実感している感覚に目眩がした。
雨風が吹き荒れる中並んだ。それでも途中から晴れてきて、かといってかんかん照りになるわけでもなく、雨が降らない上にある程度の海風もあるという情強で大分過ごしやすかった。しゅかしゅーも後で言ってたけど、このちょうど良さに大分救われた。結局この日物販は6時間ちょい並んだ。WUGツアーでも結構並んだけど、いつも知り合いがいたからあまり苦じゃなかった。けどこの日は孤独だったのでその点は割りかし辛かった。友達作りたい。
列を見た時点でサインは諦めていた。書いても100枚、万が一自分まであったら斉藤朱夏さん腱鞘炎どころの話じゃないでしょと思っていた。隣にいた知らないオタクも「サインあったら流石の俺もホーリーピークに感謝の手紙送るよ」と言っていた。だから最悪のケース「ライブの優先入場券すら枯れる」ことだけはやめてくれ、それぐらいの気持ちだった。
けどあった。
しゅかしゅーはサインを書いてくれていた。何百人分だろう。1000枚書いてたと言われても驚かない。自分はそれくらい遠くにいた。
先着販売に対する批判もあったし、それが徹夜組を生んだのも事実だろう。けどそんなのを跳ね除ける、先着販売にしたことを頷かせるような数に誰もが感じただろう、斉藤朱夏さんの優しさと覚悟を。自分も感謝の気持ちでいっぱいになった。
ありがとうを込めて物販コンプ。Tシャツが部屋着にも良さそうで好み。ライブでは白T着てタオルかけて、スマホにラバストつけてのぞむなどした。
ライブまで暇だったので、ぼっちらしくヴィーナスフォートうろうろ。WUGちゃんがリリイベしたと聞く教会ステージに行けるという副産物が嬉しかった。家族連れと外国人観光客ばかりのビーナスフォートだったけど、よく見ればそこら中にいる朱夏人にホッコリもした。
リハーサル見学も野外リリイベならではなので待機していたが結局スタッフリハのみだった。この日は生中継もあってカメラ調整が念入りに行われていたが、男性スタッフが被写体イメージの為かステージ上に立たされていたが、しゅか(150.5cm?)の身長に近づけようと中腰になったり膝立ちしたりと繰り返していたので笑った。
6000円くらいするくつひも版を買ってる人が多くて意外にも思った。恐らくこのくつひもの為だと思われる。誕生日生放送を観た人なら絶対靴に通すか腕に結ぶかしたいでしょう。片手の蝶々結び難しかった。
入場順は1000番台と大分遅め。サイン貰えたし優先入場なら何でも良かった。出待ち志向では決して無いけど、入退場抑えるなら絶対ここと思って左側の柵前を抑えた。
19時前。ドキドキとワクワクが最高潮になっていたところに、突如横にBMWが乗り付けてきた。すぐ横で車展示をやっていたのでその関係かと思ったら、後部座席から降りてきたのは小さい女性。そそくさとステージ横テントに向かっていた。
「8401」が幕を開けた。M1は『あと1メートル』。生活音の中で振り絞るような声でのアカペラに”斉藤朱夏のソロ活動”に期待を膨らませた人も多かったことだろう。この曲はイントロも間奏も短いが、その短い時間に言葉を詰め込んで挨拶としている姿が印象的だった。
MCでは「8401」の意味を語る。ソロデビューの日08/14の並び替えであることは分かっていたが、生誕からの日数だとは気付かなかった。てっきり語呂合わせで「8401=ハジマリ」だと思っていたが。推し力が足りませんね。
隠しM2は『Happy Birthday To You』(by オタク)。スタッフが粋です。フリーライブというある種不安も大きいものに対して緊張も大いにあったのは感じられたが、このサプライズで会場の暖かさも感じたのか、続くM3『くつひも』では楽しげに歌うしゅかしゅーを観られた。
ステージから捌け、こちらに降りてきた彼女は周囲に感謝の言葉を告げて手を振っていたが、そのやりきったぞという表情に、またしても恋をしてしまったオタクは私だけではなかっただろう。そうして乗ってきたBMWにまた乗り込み、会場を後にしたのだった。
色々な想いもあったろう中で「またライブをやりたい」とすぐ言えたと言う。それが何よりだと思った。「くつひも」は自分は大好きな一枚になっている。90年代POPSを感じさせるし、『くつひも』なんかもうaikoだろこんなの。好き好き。けど何と言ってもは、バリバリでキラキラでイケイケなあの斉藤朱夏がこのくつひもの6曲を歌っている事実が心底グッとくる。
ということで僕はくつひも12枚積んだけど、君は?
斉藤朱夏さんすこすこです。これからもすこすこです。以上。