推しに会いたいLANTISMATSURI
ランティス祭り2019のDay1・3の感想を簡単に残します。どのアーティストも良かったですが、ここではAqoursと上田麗奈さんについてのみ。
Day1
Day1は金曜の平日開催だったので当初は参加する予定は無かった。あとフェスっていうのも気乗りしなかった。けどそんな気持ちをひっくり返してくれたのが先日のAqours5th。あのライブに、文脈としてスリワンをかませられるAqoursに、「フェスのAqoursに会いたい」と思わされたのだ。
ということで久々に有給を取得。前回の休みを想い返すと、3月8日、WUGのSSA公演以来だなぁと3ヶ月前のことなのになんだか懐かしい気持ちに(円盤発売中!)。無事にDay1チケットも頂けて、しかも最前ブロックという有り難さ。
Aqours
Day1のトリを飾るのはAqours。画面に映った「Aqours Super LIVE」の文字に幕張メッセには割れんばかりの歓声が起こる。キャラクターの映像が一人ずつ流され、色変えに励む観客席。そして映像の終わりと共にステージ上にAqoursの9人が現れた。
Super LIVEの開幕曲は『Hop? Stop? Nonstop!』。5thの時は気付けなかったけど、サビ入りの振付がとても可愛い。左右にピョンピョンするやつ。アニメ作中でのサビ入りはカメラが風景を抜いたり、遠目だったりでそこまで振付に意識はできなかったが、この日そこに気づけて、ライブ後に何度も想い返すくらいにはトリコになっていた。
そして続けて披露されたのは『Brightest Melody』。恥ずかしながら待望のAqours登場に興奮してか、ホプスト後半になってやっと着てるのがブラメロ衣装だということに気付いた。5thでは感動でまともにコールもできなかったけど、この日はしっかり対峙するように声を出せたし、色変えもできたのでとても満足。ブラメロほんと大好き。緩急がエモさになっててまさにAqoursの極値という感じ。
MCを挟んで『君のこころは輝いてるかい?』。ブラメロ→君ここでAqoursの系譜を辿るようなこの繋げ方がとても良かった。千歌梨子と曜の"W"センターであり、タイトルに「輝き」というキーで繋がるこの2曲。理想的な並べ方。これをフェスでやってくるAqours、最高に良い。
そして「皆もタオルを~」という言葉を聴いて、瞬時にうちっちータオルをかけた首元に手をやった。最後は『Jump up HIGH!!』という皆大好きタオルグルグル曲。
1番サビで真正面に斉藤朱夏さんが固定で付いてくれた。お互いにタオルを回し合い、タオルを開いて見せ合った。幸せ者すぎて、無事に身も心もうちっちーになれました。
#ランティス祭り 1日目!
— 斉藤 朱夏 (@Saito_Shuka) June 21, 2019
ありがとうございましたー!
そして
20周年おめでとうございます🎈
とってもドキドキしましたが
楽しかったです!ありがとうっ!
本日はAqoursとして出演しましたが
三日目はCYaRon!として
出演いたしますっ! pic.twitter.com/kpvwOzLF3C
Aqoursの魅力を伝え、意志を感じさせるような4曲だった。振り返ればホプストは「ラブライブ!がくだらなくない」ことを鞠莉が母親に対して伝える為に披露された曲だった。くだらなくない、つまりラブライブ!がいかに素晴らしいかを伝える役割の曲を、フェスの一曲目でかましたところに、セトリに組み込んだ意志を感じずにはいられない。
そこに劇場版曲で繋げたブラメロはAqoursとして自信の一曲。そして君ここを並べることでAqoursのこれまでを、そしてジャンハイ!!はAqoursとのこれからへ。そして単純にではあるが、背景など知らなくともタオル回しは皆楽しい。
ということで「フェスのAqours」に満足しました。正直、アニサマ2018は物足りないと思うところもあったんだけど、あの5thを観て感じたんです。今のAqoursは面白いができると。
Day3
ランティス祭りのテーマソングに出てくる推しが可愛い。
上田麗奈
ついにこの日がやってきた。上田麗奈さんが初めて上田麗奈として歌う場。そのことになんだか緊張してしまい、前日はあまり眠れなかったし、起きてからもどこか落ち着かない気分だった。それはそう。なんたって推しが歌うのだから。
そんな私とは対象的だったのがこの日の上田麗奈さんだった。ステージに現れた姿、振る舞いは不思議な程に落ち着いている様子だった。
rionosさんに労いのハグをしたと思えば、彼女の緊張を感じ取ってもう一度優しく包み込んだ。温かい。トークもとても滑らかにこなしていたのが印象的で、それだけに「今日が初ステージ」という彼女の言葉に対するどよめき・驚きはそういう姿を見てのものでもあったのだろう。しかし、より初ステージであることを感じさせなかったのは上田さんの歌う姿だった。
会場へ「座ってみませんか」と促し、上田さんも椅子に座る。「寝てもいいですよ」と冗談交じりに言うが、あながち冗談でもないのだろう。
『sleepland』、作詞曲者のrionosさん伴奏という素敵なコラボで披露してくれた。声がとても綺麗で、広い会場の奥まで伸びていくような、表現が不適切かもしれないが「音源超え」とはまさにあの時の歌声を指すのだろう。そしてそれを座りながら歌い上げたのだからまた凄い。しっとり曲が続く流れではあったが、多くの人が聴き入っていたように感じた。そして何と言っても、上田さんの優しい表情。それを観ることができたのだから、もうこれ以上無いほどに満足です。
【レポート】『ランティス祭り』DAY3(4): ORESAMAがハッピーな空間を生み、アイカツ!やMia REGINAがカバーを披露!
サイリウムについては「青か白(もしくは好きな色)を振って下さい」と言っていた。青はsleeplandの衣装やジャケットに合わせた色として、白はミニアルバム「RefRain」のイメージカラーなので、もしかしたらそこからの披露もあるのかと思ったが、違かった。白は「メルヘン・メドヘン」の主人公・葉月の色。あくまでも作品を大事に、そしてランティス祭りという"アニソン"フェスの場を大事にしたんだろうと思うと、グッとくるものがある。
ランティス祭り出演の報せを聴いた時、驚きと共に戸惑いを覚えた。それは上田さんが、「もしもソロライブ(コンサート)をやることになったら世界観を持つものにしたい」と言っていたから。そして私もそれが良いと思っていたから。だから、よりによって初めての舞台がアニソンフェスなのか…と落胆したのが正直なところではあった。
けどそうではなかった。この日見た光景は素晴らしいものだった。上田さんの伸び伸びとした歌声と、優しげで楽しそうな表情に、晴れ舞台を見届けられて良かった、ランティス祭りでステージがあって良かった、上田麗奈さんを応援していて良かった、そう心底思えたのだった。
そうして余韻に浸ろうとしていたら、祭りの最後の挨拶で上田麗奈さんと斉藤朱夏さんが手をお繋ぎになられて、私は無事悶え死にました。素敵な時間をありがとうございました。以上。