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好きなものの備忘。

想い出のパレード

 

 Polarisの全方位銀テのように、感謝の気持ちを各方面に飛ばした一本目の記事。それに対して二本目はSSAの全曲感想書いてるフリしながら、過去の想い出を書き連ねているだけなことにご注意下さい。

 目次(一度使ってみたかった。なお、動画は全て公式のものです。

 

物販

 最寄り駅の始発に乗ってさいたま新都心駅に7時頃到着。WUGちゃんからの「ありがとう。」を写真に収める。こんなにも大きい広告を載せてくれたのが有難かった。

 

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 まるで大きな手紙のよう。左上からメッセージ。右下に名前。余白はとても大きい。想いを手紙に綴ろうとして書き始めたものの、伝えたいことが結局はこの「ありがとう。」一言に尽きるんだということが分かって署名して筆を置いた。そんな感じを受けた。

 

 さてとSSAに向かうかと思ったら駅からでも分かる長蛇の物販列に笑ってしまった。いや笑ってる場合じゃないんだけど。いざ最後尾に並んでみようと思ってもなかなか尻尾が見えず。しかもこれは公開リハ参加組だけの物販列で、また別で一般参加の列もあるというのだから驚きだ。

 WUGジャージみたいな"ヤバイ一品"が出たていたら本気物販で望んでいたのだろうけど、一般的な品揃えには安堵もありガックシもありと。2時間ほど並んでいたが、日なたで風も無く、今までで一番快適だった。逆に辛かった物販で思い浮かべるのは昨年のグリフェス。あの日の幕張は5月と言えども日差しが厳しかったことを想い出す。ほんと色々経験させてもらったな、WUG現場。

 

 そんなこんなで物販は開始されたが、直ぐに缶バッチの完売速報が出たと思えば、ライブブロマイドも枯れたとTLに流れてきたのには目を疑った。結局この日は全商品が完売し、開演前に数時間残して物販が撤収するという異例の事態に。用意が十分では無かったにしても凄いことだ。そして買えなかった人の熱い要望に応えて事後物販が行われたみたいなのでそこはひと安心(→販売ページ)。

 自分はと言うと、お目当てのものはあらかた手に入れることができた。しかし「これは買わなくていっかw」と思っていたペンライト(通称:草ブレード)がまさか公演数日後になってTLの話題をかっさらうことになることを、この時の私はまだ知らなかったが、それはまた別のお話。

 

 

公開リハーサル

 この日は公開リハーサルから参加。やっぱりSSAは広い、SSAもすごい。2500人ほどの動員数は、HOMEツアーのどの公演よりも多い数字のはずなのに、ワグナー達のコールはいとも簡単に誰もいない空間に吸い込まれるような感覚になった。そんなこと分かってはいたことなんだけど、あらためて実感してしまった。ただ、そんな不安を覚えたのは事実ではあるんだけど、それ以上に本番はコール頑張ろうと奮起する形に至っていた。

 WUGちゃんもWUGちゃんで、ワグナーの顔を見て緊張が収まったと言っていた。みゅーが草ブレードをいじったり、よっぴーがカメラに変顔を向ける。彼女達の変わらないわちゃわちゃは見ていて安心する。市原の公開リハ、解散発表後に初めてWUGとして表舞台に現れた彼女達が、それまでと変わらず笑い合っている姿に安堵したことを想い出す。決起集会と言うほど力を込めるものではないが、大きなものを控えてお互いがお互いを確認し合う時間って必要だったんだなと思える。

 

 他愛もない話もここまできたら貴重なもの。WUGのハッシュタグの話になり「#WUG_JPはなんで"JP"が入ってるんだろうね」「日本のことでしょ」「珍しいよね」というなんでもないやり取りをここにきてするのかと笑いながら観ていた。ライブ本番ではMCの時間が短いからこの公開リハでなるべく話す時間を取ったとのことだが、この何でも無い話をもっとずっと聴いていたいなぁと思った。

 

 そんなこんなで公開リハも終わり。ツアーで入れたくても入れられなかったであろうレア曲を披露してくれたりそういえばレザレクs…、WUGちゃんの笑顔を観れたりで貴重で楽しい時間だった。

 

 

開演前

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 この日のSSAは快晴。風はあったので交換用にブロマイド広げて写真撮るのには一苦労だったけど。良かった良かった。

 

 

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 I-1キャスト陣がフラスタを送っているという情報をTLで見かけてすぐに跳んで行った。私のWUGきっかけは上田麗奈さんにある。彼女が出演している「異世界食堂」内で流れたワンビリのCMに「今のWUGってこんな感じなんだ」と知ることができた。WUGフェスの予習をしていたら7GWで止まっていた私の時間が少女・BtBへ、そしてPolarisにまで進むことができた。WUGにハマるきっかけ話は本当に人それぞれのものがあるんだけど、それだけWUGちゃんがこれまで多方面で頑張ってきたり、多くの人に愛されてきたからなのだろう。私にWUGを見つけさせてくれてありがとう、と上田さんに対してそんな感謝の気持ちがあらためて起こった。

 

 

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 奥野香耶さんへお花を贈った。いつだったかに「武道館公演が来たら単フラで周囲を囲もう」というツイートを見かけて、約束の地では自分もそれに加わりたいと思っていた。推すということが滅多に無い自分なので、そうできた機会を大切にしようと思い奥野さん個人へ。

 「俺は単推しだよー!」の意味を込めて緑一色、というわけではなく、WUGの緑に包まれた奥野さんの緑をイメージしながら、色んな緑で作って欲しいとお願いした。仕上げて下さったお花屋さんに感謝。

 この日のフラスタの多さは尋常ではなかった。SSA一周とまではいかなかったようだが、数としては過去最大級だったらしい。見て回ろうと思っても終わりが見えないほどに並べられた光景は圧巻だったし、彼女達の門出を花で囲むたくさんの想いにグッとくるものがった。

 

 会場に入れば光が敷き詰められ、奥までしっかりと人がいる光景に安堵感を覚えた。モニターには過去のCMが流れていて、私が追いかけられなかった彼女達の始まりと、今の私の目の前に広がる彼女達がたどり着いた景色を重ね合わせ、感慨深いものを味わっていた。懐かしいと思って観ていた人も多かったのだろうか、CMひとつひとつが流れ終わる度に拍手が起こる。こういう時、酸いも甘いも噛み分けてきたであろう古参ワグナーが羨ましいなと思うし、感謝もしたくなる。

 客入れ曲はキャラソンシリーズの2と3が流れていた。これは"今日やらない曲"だからせめて開演前だけでもと流していたのだとWUGちゃんが後で言っていた。そんな開演が直前に迫ったところで、流れていた曲がぶつ切りされ、流れ始めたのは『ハートライン』。会場は当然のように湧き、コールまで起こる。「始まるパレード」の歌詞にあわせたのがひとつだろうけど、ハートラインへの想いも強かったように思う。HOMEツアーで"物語が付いた曲"と言うと前半は7 SensesPolarisが思い浮かぶけど、中盤以降では何と言ってもハートラインだったであろう。”今日やらない曲"の中でもとりわけやらないことが惜しい、入れたくても入れられなかった曲なのだろう。そんなハートラインに感謝と労いを込め、想い出のパレードは始まった。

 

 

 結果的にこの日のWUGちゃんは30以上もの曲を披露した。どの曲を聴いてもその曲に対する想い出が湧き上がってくる。「この曲を初めて聴いた時はこう感じたな」「あの時のあの表情は最高だったな」そんな想い出が次々と想い起こされる、「想い出のパレード」にはそういう意味が込められてるんだと実感できる時間だった。

 ちなみにこの"想い"という言葉を口にしたのは奥野さんで、その意見に他のメンバーが賛同してこのライブタイトルになったそうだ。ということで私も、WUGを長く追っかけてきたわけではないけど、過去の想い出と共にライブ感想を書いていきます。

 

 

M1. タチアガレ!

 冒頭は社長と松田さん、早坂さんでの影ナレ。何だかんだであんたもWUGちゃん好きだよねぇと言われていた早坂さん。完成されたアイドルよりも、プログラム処理のVドルよりも、お芋という原石に魅入られた早坂だった。気持ちは大いに分かりますね。

 続けて映像では3次元のWUGちゃんが映る。制服姿の彼女達はそれぞれの出身地から立ち上がり、同じ場所に、ここSSAに集った。

 

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そうして制服姿で現れた七人のアイドル。 

 この写真がめちゃくちゃかっこよい。

 

まゆしぃ「いくぞSSA!!!!

ワグナー「Wake Up, Girls!

    →特効ドカ-ン!

 とかだったような。イントロのオイ!オイ!をしているとき、熱気に運ばれて鼻に入る火薬の匂いが新鮮で、熱い気持ちにさせてくれた。

 CD音源を聴いてると、そこには勿論ワグナーのコールは入ってないんだけど、冒頭のWake Up, Girls!コールはいつだって耳に残っている。私が初めて行った現場で直で耳にした「Wake Up, Girls!」は衝撃を受ける圧であったし、心底かっこよいと思い惚れた。過去の先人達はどういう感性を持っていたらあの箇所にこんな最強コールを入れられるのだろう。もう当たり前みたいなコールになっているけど本当に凄いコールなんですよね、このWake Up, Girls!コールというのは。ワグナーの皆様におかれましてはこのコールを存分に誇って頂きたい次第です。

 

 

M2. 16歳のアガペー

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 初めて行ったWUG現場。特に推しもいない状況だった私は「かやたーん!」と叫んでいた。そんな自分に「あ、自分ってかやたん推しなんだ」と分からせてくれた。そんな私の推しが決まった瞬間と、私の潜在意識から推しをすくい上げてくれたのが『16歳のアガペー』という曲。フラスタと同じ理由で今日とて私は推しの名前を叫びました。アガペーと言うと印象的なのが、舞台BDでのイベントで

アガペーってどういう意味?」

あいちゃん「無償の愛です(即答」

 とノータイムで回答する永野さん。とてもかっこよくて素敵でした。

 

 名前コールや\オレモー/みたいな汎用コールが実質公式コールになってる環境は声優関係のライブじゃそうそう無い。特に演者の名前を叫ぶのなんて、2.5次元コンテンツじゃほんとWUGだけでしょう。キャラと演者が名前で紐付いているからこそできる特異なコールだと思う。曲は残るものではあっても、そういったコールが生でもうできないと思うと寂しさを感じてしまいますね。

 

 

M3. 7 Girls War

 アニサマ2014ではマイクトラブルで声を届けられなかった田中さん。翌年のアニサマで「私の声届いてますかー?」と言い、タチアガレ!でリベンジを果たす姿に何度観ても涙が出る。そしてもうひとつのリベンジしなくてはいけなかった曲が『7 Girls War』。アニメの現地再現曲でもあるので、意味のある一曲の披露であった。

 

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でもね一緒に流した涙ふぁー

 7GWと言ったらこれである。青山さんが「涙はー」の部分を「涙ふぁー」と歌う癖をメンバーに真似されすぎて今ではやらなくなったのだが、HOMEツアーでは時折「ふぁー」と歌って会場が湧く流れがあった。"ふぁーガチャ"と呼んでいる人もいる。

 HOMEツアーPartⅠでこの曲の披露は無かったが、夏のFCイベントでは毎度のラストナンバーとして歌われ、特にこの部分は青山さん以外のメンバーが歌うなどフリーダムであった。中でも奥野さんの「ふぁー」がめちゃくちゃに可愛かったことは言うまでもないだろう(音源化はまだですか)。

 そうしてツアーPartⅡ、Ⅲと7GWは常設曲となり、ここでランダムに披露される「ふぁー」に私達は毎回どっちだろうと関心を寄せていた。結果としてツアーでの「ふぁー」率は26.3%(当社調べ)であった。このランダム要素、 言うなれば「ふぁー」の揺らぎは間違いなくHOMEツアーの楽しみのひとつになっていたと言っていいだろう。愛知公演・7GW衣装での「ふぁー」はまるで確定ガチャであり会場が一番湧いていたように思うし、大千秋楽仙台公演ではこのDメロを会場皆で歌い、終わるのが惜しい33公演のツアーの幕を下ろす役を担った。

 そしてこのSSAで青山さんが選択したのは「ふぁー」であった。過去からなぞるセトリだっただけに、過去を想わせる方に歌い方を寄せたんじゃないかと思う。

 

 

M4. ゆき模様 恋の模様

 この曲に私は今とても困っている。SSAから数日経った今、一番聴いてるWUG曲。雪も降ってないし恋もしてないのになぜか今になってやっと刺さっている不思議さ。声が本当に綺麗だ。寒空の下で重なった声達が冷たい空気を揺らしているようで、とても心地よい音となっている。

 私が初めて行ったWUG現場で聴いた時、この曲だけ知らなかったことを想い出す。予習不足だったのを反省して、その後興味を持って聴いていたはずなのに、なぜ今まで刺さらなかったのだろう。逆になぜ今になって刺さっているのだろう。そしてもう生で聴くことできないからどうしたら良いのだろう。そんなんだからとても困っている。そんな後悔はありつつも、今になってなお「間に合った」ことに喜んではいる。

 

 

M5. 言の葉 青葉

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 なんだかなぁ、どうしようもなく涙が止まらなかった。素直に感動した。

 

あのステージにいた吉岡茉祐さんはもう紛れもない絶対的センターだった。ピアノのみの落ちサビ、5000人ほどが集まった箱が静かになり、観ている側も緊張の共有を強いられるあの時間に、会場の奥まで突き刺す伸びと芯のある歌声、圧巻だった。

WUGフェス2017 感想 - blog141

この2曲、まゆしぃソロ部分をどうか現地で聴いて欲しい。

Beyond the Bottomが好き。 - blog141

彼女の歌声は聴いてる者の心にスッと落ちるような感覚にさせてくれる。もっと大きな会場になっても、会場の最後方にいる人までもが同じ感覚になれると確信している。

WUG大阪を全曲感想で振り返らせてください! - blog141

 

  自分の「言の葉 青葉」「雫の冠」に関する感想。やはりこの曲は大きい箱でこそ真価が出る。それを13000人と共有できたこと、嬉しく思う。

 

 

M6. One In A Billion

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 大宮公演ではすぐ近く(同じ大宮で別イベント)にいるMay'nちゃんが来てくれるんじゃないか、愛知公演では地元だし来てくれるんじゃないかとワクワクドキドキしていたことを懐かしく思い出す。この日のMay'nちゃんは普通にチケットを取って普通にワグナーの中で観ていたというので驚きだ。そんな彼女への想いは8人での立ち位置と白いスポットライトに現れていた。

 

 

M7. 素顔でKISS ME

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 作中の一般人同様、素顔がそんなに刺さっていない状態で行ったWUGフェス2017でこの曲にとても驚いたことを想い出す。「この曲調でこんなに盛り上がるんだ」って。そこからグッと好きになった気がする。結局その後1年間ほど素顔欠乏症になっちゃったけど(市原の公開リハで一度聴けたが)。素顔のサビのコールはFuFu・FwFwだけど、ライブ初見時、周り真似てコールしたらサビ2個目でも一人だけFuFuしちゃって恥ずかしかったことを毎回のように想い出してしまう。

 

 

M8. 恋?で愛?で暴君です!

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 素顔もそうだったらしいが、この曲最初は全然コールが入ってなかったらしい。それが今ではどちらも盛り上がり必至な2曲となっている。それってやっぱりワグナーの楽しむ力が凄まじいからなんだと思う。コールに正解も不正解も無いが、現状に着地したWUG曲のコールがどれも私は大好きだ。

 

 

M9-15. キャラソン(Series1)メドレー

 

ハジマル / 可笑しの国 / テラドライブ / スキキライナイト / オオカミとピアノ / 歌と魚とハダシとわたし / WOO YEAH!

 

 これは予想外すぎて飛び跳ねてしまった。また言わせてくれるのか…「かやがすき」と…。コールを調べてた時、これがあまりにもクソコールすぎて笑ってしまったのを想い出す。しかし今ではとても言いたくて仕方ない、大好きなコールとなっている。愛知に残してきたつもりだった「かやがすき」を、EXステージのSSAでも存分に「かやがすき」と吐き出せたことを嬉しく思う。

 

 

M16. Non stop diamond hope~WUG ver.~

 まさかこの曲を聴けるとは思っていなかった。ハートラインのメンバーコールを産んだのがこのノンダイのメンバーコールだったのだが、岸和田公演でハートラインにバトンを渡したようにそれ以降披露されることは無かった。メンバー毎にメロ部分の歌詞が違うので、SSAの舞台で披露されることはないとばかり踏んでいた。しかしサビ部分の歌詞が共通であることで、サビだけだが、7人で歌うWUG ver.としての披露をしてくれた。直前のキャラソンがサビメドレーだっただけに"サビだけ"でも繋ぎ方にストレスもなく、うまい演出だっと思う。

 ソロver.でないとは言え、推しが歌うノンダイを生で聴くことができて感謝。

 

 

M17. ワグ・ズーズー

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 WUGフェスの席分けはFC会員がブロックのA・Bとかで、それ以外の私のような一般抽選組はDブロックとかの後方であった。そんなブロックはI-1やネクストストームの演者目当てのオタクも多かったのだろう。「お前が言うな」、おっしゃる通りです(I-1タオルを首にかけながら)。そんな中なのでやはり周りはワグズーダンスを踊れない人が多かったわけだが、ここだけの予習はなぜか万全だったので自信満々に踊れたことを想い出す。
 
 

M18. HIGAWARI PRINCESS (PRINCESS WUG ver.)

 かやあいの歌い出しに思わず声が出てしまった。ノンダイ、ワグズーと来たら確かにヒガプリですよね。5周年ライブで一度披露したことあるという7人 ver.をやっと聴くことができた嬉しさったら無かった。

 

 一年前の3月8日の自分がヒガプリ7人ver.を欲してて笑った。365日後に聴けるので安心して欲しい。

 

 

 WUGちゃんの日替わり感が好き。ツアーのKADODEでは日替わりのプリンセスとして一曲の中でも個性を出ていたし、ブログだって日替わりに毎日6年近く更新し続けてくれた。私はWUGちゃんねる内での些細なやりとりが強く印象に残ってて、

なな「今日は火曜?

よぴ「火曜だよ、あいちゃんのブログだよ

なな「そっか!

よぴ・みゅー「うん」「うん

(WUGちゃんねる第20回より)

"今日は誰のブログか" で曜日を認識し合っているって関係性、余りにも尊くないですかね。

 

 ちなみにこの後が面白く、リスナーに「今日何してたか?」と聴くとコメントが「仕事」で埋まり、それに驚いた青山さんが「え!皆仕事してるんだ!」と失言してしまいコメントで総ツッコミをくらった。山下さんにななみホッチキス発動(=ワグナーの記憶が消える魔法)をお願いするも「安売りはしない」と一蹴された、という流れは何度も笑えるのでオススメです。なおこの時の私はニートだったのでコメントする手が止まったことは言うまでもない。

 WUGちゃんねるは4/24まで公開されているので今からでも間に合います、なので是非。忙しいあなたには2つの忘年会だけでも観ることを強くオススメします。

 

 

「コンタクト 挑戦した」

 歌詞に関連付けて自分語りをすると、私はこのSSAに向けて初めてコンタクトに挑戦した。視力自体が劇的に変わるわけではないが、双眼鏡を格段に使いやすくなるからだ。2月始めの徳島公演から関東に戻ってきて、家に帰る前に眼科に寄って作ってきた。そこからの一ヶ月間は毎朝コンタクトを付ける練習と日中は慣れることに注力する日々。最初は10分以上かかっていたコンタクトの着脱も今ではほとんど一発でいけるほどになった。

 SSA開演前に双眼鏡を調節して準備万端だったが、結局本番では双眼鏡を一度も使わず終わった。双眼鏡を使わなくても十分なほどに満足してしまっていたようで、すっかり忘れていたのだ。思えばこの双眼鏡もアニサマでWUGちゃんを観る為に買ったものだった。双眼鏡はいつかまた使えるだろうし、コンタクトは以前よりも快適な生活を送らせてくれいる。これで良かったと思うし、この文章は何なのだろう。

 

 

M19. スキノスキル

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 デスマーチ1話ED、初めて聴くスキノスキルにとても感激したことを今でも強く覚えている。こんな素敵な曲に、可愛いで溢れるPV。それを推しの奥野香耶さんがセンターだなんて、と。本当に嬉しかった。

 初めて生で観られたのは音泉祭り2018。まゆよぴの「ナイショの話」の尊さに崩れ落ちていた私だったが、ステージ袖から可愛い踊り子衣装で現れた7人が目に入って拳を突き上げた。岸和田での紗幕を通して映るWUGちゃんはとても幻想的で驚いたし、長野で2列目ドセンの神席で観るスキノスキルには、披露後同じ緑推しの連番者さんと顔を見合わせて今幸せであることを確認し合った。

 これで最後かと何度も思ったけど、最後まで何度も披露してくれたことが有難かった。とても想い入れのある曲、スキノスキルをありがとう。

 

 

M20. 僕らのフロンティア

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 スキノスキルや暴君、ワンビリに僕フロ。アニタイ路線での4曲がWUGの新たな可能性、「WUGちゃんこんな曲もいけるんだ!」と感じさせるものだっただけに、終わりの線を引くことを「もったいない」と表現するのは適当だと思う。彼女達も少なからずでも同じ想いはあると思うが、ツアーラストパートのKADODEではタイアップコーナーとして以上の曲を披露する場を常に設けていた。WUGの過去を振り返るような定番強曲セトリにもしっかりとWUGの過去としてそれらは入れられた。旧章もWUG、新章もWUG、アニタイもWUG。それまでとは違ったWUGちゃんを見せてくれた曲達には感謝したい。

 

 

M21. 7 Senses

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 この日の公開リハーサル。彼女達が選んだのはこの『7 Senses』衣装だった。この曲が私達と彼女達の方向をひとつにし、ここまで集わせたのだと思う。SSAまで来たんだぞという意もあるし、そんなこの曲への感謝の気持ちも詰まった衣装選択だったのだと思う。

 

 WUGフェス2017、アウトロが歌えなかった。ぼんやりとは覚えていたが「"時"だっけ"地"だっけ、待つ?見る?」と自信無かったのでとりあえず横に手を振ってやり過ごした。その後WUGちゃんのブログを遡っていたら、吉岡さんが皆で歌いたいと呼び掛けてるのを知って、あの時歌えなかったことを悔やんだ。だからリベンジを込めてグリフェスに臨み、しっかり歌い切れて嬉しかったことを想い出す。けどWUGは解散だと言われ、7 Sensesの歌詞に、意味は変わらずとも重みが付いたようで、聴いてて涙が止まらなかった。彼女達の、Wake Up, Girls!のこれから。それだけに、この曲をHOMEツアー序章の「Start It Up, 」のラストに据えてくれたことの意味を強く感じて、私は一緒に走り出すことができたように思う。

 FINALのパンフレットで青山さんが「それぞれが向いている方向が違って悩んだ時期もありました」と言っていた。PartⅠのパンフレットでも、解散に対して「もったいない」「残念」と正直な意見を載せるメンバーもいた。バラバラだったとは全く思わないが、解散に対してはそれぞれの想いがあるんだなとは感じた。当たり前なことだ。

 だからこそ、7 Sensesが担った役割は大きかったんじゃないかと思う。ライブの最後という大事な場所で約束の地、約束の時へと歌って、皆が同じ方向を向けられたのだと。結局この日はリハで2回、本番1回の計3回(リハは1回だったかも)も歌ってくれたWUGちゃん。約束の地で約束の時にこの曲を3回も歌った、そこに込めた意味を感じることができたように思う。

 

 7 Sensesが大好きだ。これから聴いた時、皆が歌ってる横で食い倒れ人形になる2人がいなければ、先頭でSEMダンス踊っちゃうツインテールもいないし、間奏で「こいやぁ」と煽ってくるセンターもいない。それでも今の寂しさなんて今までの楽しさで補えてしまうそんな感じ。あー本当に楽しかった。7 Sensesをありがとう。

 

 

M22. 極上スマイル

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 極スマは楽しい。KADODEでしんみりした気持ちもこの曲が皆を笑顔に変えてくれた。あえて文におこすけど、この日は高木さんが1番のBメロの歌詞を歌い間違える。けどそんなのご愛嬌!という感じなので「ここに来て間違うのかよw」という笑いに代わったし、彼女もやっちまったと笑っていた感じだった。FINAL LIVEでもなお極スマは楽しかった。

 

 とあるワグナーのSSA感想記事で「極スマを他のアイドルはどんどん歌って欲しい」と言っていてとても共感した。極スマは日本賛美的だけど、そんな日本を笑顔にするアイドル賛歌だと私的には思っている。WUGフェスラストのように、この曲がアイドルに、ユニット隔てなく歌われている光景はとても"合っている"ように思う。

 アニサマ2018で「snow halation」がカバーされるのをみもりんとそらまるが泣きながら舞台裏で観ていたらしい。ユニットは解散しても曲は残る。なのでこれからも「●●を歌ってくれた」という報せが7人の耳にも入るように、歌い継がれていくと嬉しい(早速星野源さんがラジオで暴君を流してくれたらしい)。

 

 

M23. 雫の冠

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 またWUGフェス2017の話になるけど、その日は『言の葉 青葉』→『雫の冠』と続けて新旧EDが披露された。これが本当に衝撃の連続だった。他の曲の落ちサビと違って、音がほぼ無の状態の大きい箱で、そこに有るのは吉岡さんだけの声。そしてそれがDブロック後方の自分にまでスッと入ってきた。ライブが終わり、他のメンバーの話より「っていうかまゆしぃ凄すぎません?」と話し出した自分がいたのを覚えている。このSSAという巨大な箱でも、初めて来た人があの時の私と同じ感覚になったと確信している。

 

 

M24. 少女交響曲

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 イントロの流れ出しで間違いなく空気が変わるのを感じた。"最後の少女交響曲"、これに対して観る人それぞれに想いがあるのかもしれないが、感じる重みは皆それなりに近いものを持っていたんじゃないだろうか。

 

 HOMEツアーPartⅡ「FANTASIA」の話を少しだけ。私はFANTASIAのラストに少女交響曲を置く意味を最初よく分かっていなかった。岸和田の感想にも腑に落ちてなさが若干文章に出ている(笑う)。それでも岩手夜の少女は最高だった、あれは自分の中で更新することのない一番。ただ解釈をする気にはなっていなかったようで、

そんな熱い時間を経たことで少女交響曲の意味というのも微かに理解できたようにも思う、あれは応援歌なのではと。続く(続く)。

想いが沁みたWUG岩手感想 - blog141

  と、続けてそれっきりになっていたので続きを書きます。以下、個人的解釈です。

 

 自分の中でピースがハマった感覚になったのが千秋楽・横須賀夜公演。約束の地の発表があった時だった。雫の冠を歌い終わった彼女達は、続けてBtBを歌うところを何も言わずにステージから捌けていってしまう。そうしたらステージに映されたのはこれまでの彼女達の映像と、FINAL LIVEであるという約束の地"SSA"の発表だった。

 

 

 そこに『Beyond the Bottom』の衣装を身にまとい7人は現れた。彼女達が何を"どん底"と言うのかは分からない。アニメの無かった空白期間かもしれないし、大人の事情の狭間にいた時かもしれないし、はたまた結成当初のことかもしれないし、もしかしたら解散発表の時だったかもしれない。それでも這い上がってきた。絶望の先に見つけたかったというほんとうに。

 そして彼女達が最後に歌う『少女交響曲』は"いっぱい悩んだ日々もけっして無駄じゃない"と、これまでが無駄じゃなかったという「過去の肯定」を歌う。約束の地を決めた今の彼女達が届けるからこそ言葉に説得力が帯びる。しかしそれでも手は離れてしまうから、ずっとは届けられないから"ごめん、さよなら"。だから離れる前に"きみに届けたい"ことは、歌ってきたように、過去の肯定や、これから底に沈む時期があってもそれはけっして無駄な日々じゃないという「現在・未来の肯定」。それゆえにこの曲は簡単に言えば、私達へのエール、応援歌のようなものだったのだろう。

 

 岸和田初日昼公演、久々の少女披露前にリーダーは「この曲には私達の言いたいことが詰まっている」と言っていた。それが歌詞通りのことだったとしても、その時は「確かにそうかもしれないが…」と言うほど自分には響いてはいなかった。PartⅠのラスト曲『7 Senses』が自分にガッチリ合っていたから、その分物足りなさを感じてしまっていたのもあるだろう。

 しかし言葉に重みが付き、ついに彼女達の言いたいことと、それを伝えたいという想いに有り難さを感じることができた。それが千秋楽・横須賀夜公演だった。直ぐ感じ取れなかったダメワグナーでごめんなさい、そしてありがとうという気持ちが起こった。

 

 

M25. Beyond the Bottom

 (クリック/タップで再生)

 

 今iTunesを見ると再生回数の列に「856」と書いてある。一番の再生回数の曲。もうどんだけ好きなんだよって話だけど、困ったことに856回聴いても歌詞の解釈は全然出来てない。どんだけ難しいんだよと。それでも毎回聴くたび感動する、観るたび震える。岸和田公演で久々に聴いたBtBにはアンコールする余裕もないくらいにやられた。「あれ、BtBでここまで凄かったっけ」って。そしてそれはKADODEに入った辺りからとどまることなく、さらに高まっていくものを感じた。特に吉岡さんの心の入り方は尋常じゃなく、彼女の口にする「」の力強さに特に表れていたように思う。あの時の吉岡さんは歌詞として「僕」と歌っているのではなく、紛れもない彼女の一人称として「僕」と歌っているのを感じた。言い換えると、あの難解とも思える歌詞は彼女からの言葉として自分に伝わっていた。先程の説得性の話なのだが、彼女達が"ほんとう"を掴んだからこそ、彼女達が彼女達自身の言葉として『Beyond the Bottom』を歌えていたのではないかと思う。

 

  1番を歌い終わり、「WUG最高!」と言い花道に走り向かう田中さん。自分はずっとその一言を聴きたかったがっていたんだなと、聴いてみて分かった。言葉にできないほど嬉しさが込み上げてきた。

 この一言、アニメの再現ではあるが、元を辿るとさらに元ネタが有る。アニサマ2015で2曲目タチアガレ!披露時、観客の「Wake Up, Girls!」コールに続けてダンスに入るかと思えば田中さんが突然「アニサマ最高!」と言いながら花道へ走り出した。その姿が後の映画BtBでWUGに置き換わり逆輸入されたのだった。そしてアニサマ2017ではBtBを披露時に「WUG最高!」と言い、アニメ再現となった。

 じゃぁなぜアニサマ2015で田中さんが「アニサマ最高!」と言ったかというと、それは前年の田中さんのマイクトラブルが原因だろう。初出場の2014年、一人だけ声がマイクに乗らないという悔しい想いをした。それでもアニサマへの感謝の気持ちは伝えようと、翌年はその一言を田中さんが担ったのだろう。それだけにこの「最高!」という一言は、感謝や肯定といった想いを全てひっくるめた"最高"なのだ。最後の地で、過去を振り返ってWUGであったことを肯定する言葉。そしてそれを見届けるワグナーで埋まったSSA。アニメ再現を越えた、"声優ユニット"Wake Up, Girls!として残したシーンにグッと来ずにはいられなかった。

 

 

FANTASIAを褒めちぎる

 ついでと言うのもなんですが、やっぱりFANTASIAをもっと褒めちぎりたいので書きます。

 

 「完結してたはずの世界を変えてゆける」と歌う『スキノスキル』から始まったFANTASIA。もう叶わない夢と思っていたSSAが現実になった。それでも大きな箱での単独に不安が浮かぶ。だから彼女達は勇気を求めた。

 「すばらしいチカラを そう、勇気でも構わないから」と歌う『outlander rhapsody』、7人の妖精に招かれ集った勇者達は巨悪のドラゴンを討伐する旅に出る。途中から加わった者を含めて7人で立ち向かうも、もっと力が無いと勝つことはできないと分かる。そこで8人目の勇者ワグナーに力を、"Wake Up, Power!"を求めた。それに応え8人目の勇者はWake Up, Girls!コールを送る。集めた力が助けとなり8人の勇者は見事ドラゴンを討ち果たす。

 そんなドラゴンは8つの頭を持ち、それぞれに8つの色が付いていた。WUGちゃんの7色とワグナーの色。敵とばかり思っていたドラゴン、それはまるで鏡に映した私達自身だった。そんな自分との戦い。自分に打ち勝つ、それはすなわち勇気を得ることではないだろうか。そして勝った。しかしそれは自分の力だけではなく、「信じ合える仲間がそこにいるから」だと分かって、また『リトル・チャレンジャー』は次の冒険に向かう。この先何が起こるか分からなくても「胸に勇気があればいい」ことを私達は知っている。

 武器は剣ではなく、ハンドマイクに持ち替える。SSAのマイクトラブルが理由かは分からないが、今の彼女達はヘッドセットマイクは滅多に使わない。激しいダンスを踊りながらもハンドマイクを持って歌い抜く姿に、あれが今の彼女達の武器なんだと思わされる。

 タイトルを"FANTASIA"と謳いながらも、実のところを突き詰めればとても現実的な話を映しているような構成だった。そして観客参加型の演出に、これはWUGとワグナーの物語であると思わされるものでもあった。そうした3曲を経て「なぜ勇気を持たないといけなかったのか?」の伏線は先に言ったように、彼女達と私達が掴んだ、SSAという大きな大きな夢の発表によって回収されることとなった。FANTASIAの演出はまるでWake Up, Girls!の物語を全て知った、全知全能の神が作ったとしか思えないほどに恐ろしい出来の良さだと思う。神がかっている。

 

(追記)スピンアウト↓ 


 

 

 

M26. 海そしてシャッター通り

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 ここから新曲4つを組曲として連続披露。1曲目は『海そしてシャッター通り』、この曲は恒久性を持つように思う。歌詞に音楽に歌声に情景が思い浮かぶ。恐らくこれからもずっとそう。

 そんな私は月末に仙台に行こうと思っている。この前の仙台公演は、仕事の都合上で土日弾丸の遠征だったので、あの時行けなかった聖地に行ったり、何か美味しいものでも食べたりしたい。ラーメン好きとしては天ぱりを食べられる日が楽しみ。

 

 

M27. 言葉の結晶

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 アイドルが普段する笑顔とは正反対の真剣味の有る表情で歌われるこの曲。特に青山さんの表情が凄まじく、ネットに残す上で相応しい言葉を選ぶのであれば、「取って食ってしまおう」とかだろうか。

 そしてこの日は田中美海さんの歌声に力が入っていた。「CD音源通りに歌うことしか出来ないことが悩みだった」と打ち明けた仙台公演。あまり弱い所を見せない彼女が口にしてしまったのも、センターやリーダーなどが出していく音源超えの生きた歌声を、生きる姿を横目に見ていたからだろうか。しかしこの日の言葉の結晶では、音源では聴けなかったような、迫力を増した田中さんの歌声に圧倒されて涙腺に来た。言語化はできないので映像を楽しみにしようと思う(2019/06/28発売)。

 

 作曲は広川恵一さん。かつてI-1 Clubに最後に送った『Jewelry Wonderland』を"I-1 Clubの集大成"と言っていたので、この言葉の結晶は"Wake Up, Girls!の集大成"を広川さんなりに考えて作ったものなのではと感想記事に書いた。一方で広川恵一としてのBeyond the Bottomなのではないかとも感じた。特に理由は無いが、彼女達の鬼気迫る表情と進化にそう感じた。

 それにしてもこれは海そしてと正反対で、生で聴いていきたい曲、生でこそ真価が出る曲。残された披露の機会が少ないのにこんな曲作ってくれるなんて広川先生も人が悪い(ありがとうございました)。

 

 大阪公演で演者から提案された色変え(点灯→消灯→再点灯)は結局この日はアリーナは過半数は消え、スタンドはそんなに消えてないという感じであった。特に強く呼びかけてる動きもなかったし、この結果に嘆いてる人もいない。想定していた結果だったであろう。

 ただ一方でそれはSSAがいかにして埋まったかを示す景色になった。「全てのワグナーさんともう一度ライブがしたい」、そんな想いに応えて、初めてだったり久々だったりという人が集まってからこそこの景色が出来上がっている。そんな間奏での光景は予想外にグッとくるものになっていたと思う。

 

 また他方で間奏の無音について。これも演者からの提案だったが、こちらはあの大きな箱が静まり返り、息も詰まるような緊張感の場が出来上がった(悪い意味では言っていない)。これは彼女達の想いが空気として伝わっていた結果だと思う。とまぁどちらに転んでも私は良いような感想を書いていたかもしれないが、出された結果はどちらもグッときたことは嘘ではないです。

 

 

M28. 土曜日のフライト

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 新曲の中ではこの『土曜日のフライト』が一番好き。理解できてるわけじゃないですけど、歌詞が好きですね。なんだかんだ自分は考察できるものが好きなのかもしれない。2番サビ(らしい)終わりの"卒業"という言葉が出て、シュンとしたかのように音楽が少なくなるところに共感してしまう。アニサマ2018で面と向かって初めて"解散"という言葉を使った吉岡さん、その時も心臓を掴まれたような感覚になったのを想い出す。

 

信じて行かないと 証明をしないと

 言い聞かせるように何度も歌うのは不安の裏返しにも思える。そんなところで""が遭遇した"彼女"とは誰なのだろうか。ひとつの解釈としては"過去の自分"だろうか。この来た道行く道の通過点となる空港で、同じく不安な想いを持っていた過去の自分と出会う。そんな"彼女"に今の姿を見られるも、次のステージを見据えた服、前を向いた姿をしている自分に安堵する。私の噂話と棘を抜くとは、"彼女"の将来像(="私")への不安を取り除くということ。将来への不安を持つ"彼女"に「大丈夫だよ」と安心させてあげる"私"、自らも今は不安だけど、かけた言葉を嘘にしないように自信を持って行く道へ向かう。と、2番歌詞はそんな風に私は解釈しました。

 

 

M29. さようならのパレード

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 すごく感動的だった。それでいて笑顔で送り出せる感じ。映像演出、サビでは放射状に広がるような7色の道を、大サビではその道が紙吹雪で彩られ門出を祝福する感じのものになっていたように記憶している。何と言っても7人が書いた文字が暖かいし、最後に7色の「また会いたいんだ」が並ぶところはグッとくる。

 祝福の声の「Wake Up, Girls!」コールがSSAでも響き渡り、最後はお互いに「Wake Up」を送り合う。組曲の終わり、そして本編ラストに相応しかった。

 

 初聴時は直球な泣かせ曲のようでそこまで響かなかったのが正直なところだけど、愛知公演の初披露時は刺さりすぎてボロボロ泣いた。WUGちゃんの想いに感動した。通勤電車で泣きながら感想記事も書いたのも良い想い出。良ければこちらもお願いします。

 

 

 

En1. SHIFT

 市原公演での開幕『SHIFT』には度肝を抜かれたが、このファイナルライブのアンコール一発目SHIFTも予想外だった。SHIFT、地下鉄ラビリンスという曲選択や、アンコールでワグナーの喉にトドメを刺そうとするコール曲の連発はHOMEツアーを想い出した。過去から遡ってきたセットリストなだけに、アンコールで新し目の想い出に触れるという意図もあったのかもしれない。

 

 

En2. 地下鉄ラビリンス

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 楽しい流れは続く。ツアー同様にこの日もラップのコーレスタイムが顕在。SHIFTの鍵探しの演出が無く(鍵は7つ見つかったからと)、逆に地下鉄ラビリンスのコーレスは有る。やはりSSA公演というのはHOMEツアーの続きにあった、先の景色だったんですね。

 

 

En3/WEn/TEn. TUNAGO , Polaris , タチアガレ!

 

  この3曲は前記事に書いたのでそちらで。まとめてしまった申し訳程度に、タチアガレ!の珍しいVer.が載っている動画を置いておきます。 



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 センターとリーダーでソロで担当しているDメロと落ちサビの交換。青山さんの「いくぜぇ!」がやや微笑ましい。そういえば大阪公演で「まゆしぃみたいに煽れない…」と嘆いてたっけな。いやけど本当WUGのセンターの煽りは凄いからなぁ。煽りに応えるこっちは気持ち良いけど、実際煽ってる方も気持ち良さそうだ。このSSAでもラストのタチアガレ!の煽りはとんでもなかった、はやく映像観たい(2019/06/28発売)。

 

 

お見送り会

  ライブを終えたばかりのWUGちゃんと3,4秒と短いながらも、1人ずつお見送りをされる時間を与えてもらえた。奥野香耶さんが相変わらず小さくて可愛かった。私からは「ありがとう」「お疲れ様」の二言を流れるように残していった。ライブ後は晴れやかな気分だったけど、接近したことで寂しさがぶりかえしたのか「あ~」とはなった。けどそれくらいが丁度良い余韻だと思ったし、それでも嬉しさはずっと心に残っていた。

 声優ユニットWake Up, Girls!の有終の美を見届けた。彼女達が良き門出を迎えた。私がこの日望んでいたことはこれだったんだ。そんな気付きを得て、SSAを後にした。

 

 SSAの翌日、最寄り駅から車に乗って帰宅途中、カーオーディオから『Beyond the Bottom』が流れ始めた。現地では泣かなかったけど、その時はドッと感動が押し寄せてきて車を路肩に停めてボロボロ泣いた。あの時職質をされていたらお巡りさんにSSAの感想を15分は語っていただろうし、お巡りさんもきっと泣いてくれたことだろう。

 

 

終わりに

 ということでSSA感想、とは名ばかりの想い出浸りは以上です。「WUG最高」、書きたいことはそれだけのはずなのに、右下には"18000文字"と表示されていてどうしたもんかという感じです。WUGライブ以外の貴重な余暇はブログ書く時間に充てることが多かったんですが、それが原因でお手紙が疎かになったり、終いには出せないなんてことも。流石にその時は推し事として本末転倒だったなと悔いました。

 それでも自分のブログを開いた時に、当たり前ですけど市原の感想記事があって、そしてそこからずらっと仙台までの感想が続いてて、それ見て「書いてて良かったな」とは思いました。この記事を書く時も「あの時どんなMCだっけ」と見返したりもしました。そして、文章を書こうとして分からないことが分かったり、書いたことでより好きになったりと、気付きを得ることも多かったです。それらひっくるめて書いてて良かったなと思います(2回目)。

 

 あまり自分から見て欲しいとは言えない性なんですけど、見て欲しい記事はあります。Polarisの記事です。 

 

 この記事を書くためにWUGのライブに足を運んでいた、は完全に言い過ぎですが、ライブで何度も観ていつか文章にしようと決めて、できたのがこの記事です。何も革新的な発見はしてないですし、行き着いた先の結論がグリフェス時点で私が分かっていたことでもあります。それでも自分として納得して、形にできたので達成感はあります。なので、ぜひ見て下さい。これを以て総括に代えます。

 

 ということで私のSSAはこれで終わりです。全てにありがとう。以上です。

 

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