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好きなものの備忘。

WUG最後のアニサマを見届けた。

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 Animelo Summer Live 2018 “OK!” の1日目に参戦。

 

 フェス形式には参加しないタイプのオタクですけど、この日は強い重みを持つ"WUG最後のアニサマ"を見届けようとSSAまで足を運びました。他のアーティストも良かったですけどここではWUGの感想だけを。

 

 

 公演中は他アーティストのライブを観ていてもどこかソワソワしていた自分。ワクワクもあるけどドキドキも。

 

 

 

 そんな緊張の中、突如SSAに響き渡る「笑顔!極上!スマイル!」。 

 

 

M1.極上スマイル

 

 

 

 

 しかしステージ上に姿は無く、ライトが照らすアリーナ最後方に目を向けると、なんとトロッコに乗ったWUGちゃんが。ツアーでは観客のすぐ近くまで来てくれて何度も驚かされたけど、今日もまたSSAの端から端まで笑顔を届けてくれた。

 

 もうめちゃくちゃ笑顔ではしゃぎました。サビは汎用コールのfwfwなので皆ノリやすい一方で、合いの手は知らないと入れられないもの。「俺こそが!」「私こそが!」と奮起したワグナーさんも多かったと思います。自分も\なんだか違うー!/や\豊作!豊作!/はいつも以上に声を張った。

 

 

 WUGのアニサマってすごいドラマティックですよね。初出場の2014年は機材トラブルで田中美海さんのマイクに声が乗らず。そんな悔しい経験を経て、2年目の彼女の「私の声届いてますかー?」は何度観ても涙が出る。翌年は出場できなかったが、3年目は"One In A Billion"であるというWake Up, May'nのコラボ、そして『Beyond the Bottom』の現地再現でとても感動的なステージを見せる。

 

 悲劇を経たからこそいくつもの喜劇が生まれたと言ってもいいだろう。ラストイヤーとなる4年目、そんなこれまでを振り返ってか、『極上スマイル』を選択したWUGちゃん。

シンドイ季節を知ってこその
笑顔 極上スマイル 

 今笑顔を届けられるのは過去があったからこそ。この上ないアニサマへの感謝の表現だと感じる。

 

 

 極スマもまたアニメの現地再現であった曲。その時歌ってたのはWake Up, Girls!じゃなくてライバルのI-1clubだったけど。しかし極スマに誰それが歌うべきといった拘りは無いと思う。WUGフェスでもユニット関係無しに、アイドル皆で歌うのが通例。

 そして歌詞はニッポン賛美的だけども、私的には人を笑顔にさせる存在を尊む、アイドル讃歌だと思っている。アイドル文化も日本独自のものと聞くし。

 声優ユニット"Wake Up, Girls!"は解散してもコンテンツは残る。その一つが極スマを始めとした""の数々。この日もけやき広場では後輩Run Girls, Run!がWUGの『16歳のアガペー』を歌っていたし、カラオケステージで『7 Girls War』が流れた時の広場は凄まじい盛り上がりを見せていた。極スマもたくさんのアイドルに歌われるなどして、これからも聴く人歌う人皆を笑顔にしてく存在であり続けて欲しいと願うばかりです。

 

 

M2.Polaris

 

 解散発表のあの日から、顔を合わせて"解散"という言葉を使ってこなかったWUGちゃん。この日、まゆしぃが初めて口にしてくれた。私的にはやっぱりどこかで言って欲しかった。

 

 

 

 そして歌うは"作詞:Wake Up, Girls!"の『Polaris』。先の想いがこもった『極上スマイル』に続けて、今度は彼女達自身が紡いだ言葉。

  

 

 

 センターステージがある会場でのPolarisをいつか観てみたかった。間奏で輪になるWUGちゃんをさらに観客が囲む形になり、新章最終話を思わせてとても良いですよね。。

 

 その間奏での"WUGちゃんの輪"ついて。今までは、いかにPolarisがWUGちゃんとワグナーの相互の曲と言えども、輪になる時だけはワグナーでさえも不可侵な、彼女達だけの瞬間を楽しんでいるんだと思っていた。互いに見つめ合いながら、彼女達の輪がまるで北極星かのように。それはそれで尊い

 しかし今日初めてのセンターステージで輪になるWUGちゃんを囲んでみて、もしかしてWUGちゃんの視線は観客の視線と実は同じで、"輪の中心"を見ているのかなとも思った。

 では輪の中心に何があるのか?と考えたら、それはやはりPolaris北極星)ですよね。しかしWUGちゃんとワグナーが互いのPolarisと歌っているのに、それ以外のPolarisとは何なのか。それは"それぞれの未来"かなと私は思う。

 

 ラスサビ前半まで使われてきた"Twinkle star"という言葉。これは"キラキラ星"という意味と、"Twin"(おそらくWUGちゃんとワグナーの"")をかけた言葉遊びかなと思ってる。しかしラスサビ後半ではその言葉を使わず、"dear my future"と未来に目を向け、WUGのこれからを歌って曲は終わる。"my"なのは"個々"を表す意味で使っているのかもしれない。

 WUGちゃんとワグナーがお互いのPolarisであることを歌い、最後は両者共に"未来"を見据えるべく同じ方向を向く。そんな解釈の可能性も感じられたステージだった。

 

キラキラキラ輝く
世界中のかけら集めて
キラキラキラ届けて
走り出すよdear my future

 この日のPolaris。観客席は一面のWUG!グリーン、そして点々とするワグナーの白。それが星空と散らばる星のようになっていたのかなと思う(俯瞰してないので想像で)。それはそれで良いと思ったし、上記の歌詞に重なるエモさがあるなと思った。

 Polarisの輪については、これからのWUGちゃんを見ていって、自分としての考察をしていければと思います。

 

追記:考察しました(19/03/07)↓

yamasif.hateblo.jp

 

 

 

 

 まゆしぃの落ちサビとなった時にスクリーンに映し出されるメッセージ。ランガちゃんやi☆Ris先輩の登場に驚き、まさかのAqoursやミルキィからのメッセージには潤んだ。

 WUGちゃんにも完全にサプライズであったというこの映像。それを大事な落ちサビ前に流すなんてアニサマはまゆしぃを信頼しすぎだし、凛として歌い抜いたまゆしぃは信頼できすぎる。自分も負けじとしっかりとペンライトをにすることができた。あの演出は思い返すだけでも涙が出る。ありがとう、アニサマ

 

(追記)

齋藤P「映像の後のロングソロも、今のまゆしい(吉岡茉祐さん)ならうるっときても歌いきってくれるだろうという信頼がありました。」

齋藤Pが「アニサマ2018」の演出や裏話を語り尽くす! - アキバ総研

 素敵な想いの上でのステージであったことが分かるので本文もぜひ御覧ください。 

 

 

 

 WUGちゃんがアニサマに対して想い入れがある一方で、彼女達の幾つものドラマを目にしてきたアニサマもまた、WUGちゃんに想い入れがあったのだろう。アニサマもワグナー。

 

 そしてライブ後に「WUGが良かった」といった声を多く見かけた。正直言うと意外だった(反省)。アニサマの演出に加えて、やっぱりWUGの曲とWUGちゃんのパフォーマンスは最高なんだとあらためて実感した。勝ちにいったわけではないけど、結果的に勝った。そんな印象を受ける。「ワグナーでSSAを埋める」、そんなあるWUGちゃんの願いは叶ったと言ってもいいんじゃないかな。そしてもう一つの願いもぜひとも叶えて欲しい。

 

追記:夢の結果(2019/03/13)↓ yamasif.hateblo.jp

 

 

 

Stand by...MUSIC!!!

 

 

 アーティスト紹介で一番早く登壇したWUGちゃん。挨拶では「いくぞ!がんばっぺ!」の掛け声にあわせて\Wake Up, Girls!/で会場がひとつになった。

 

 そして『タチアガレ!』の作曲者でもある神前暁さん作曲のテーマソングを歌う。私は幸運にもアリーナA上手側の席を譲ってもらえたので、WUGちゃんを正面に観ていられた。

 まゆしぃのマイクはみにゃみやななみん、みゅーちゃんへ、よっぴーのマイクはかやたん、あいちゃんへと渡る。お互い譲り合ったり一緒に歌ったりして、最後はまゆしぃとよっぴーにマイクが戻り、2人仲良く歌っていた。んーっ、良い!

 

 そしてはける順番が最後であったWUGちゃん達は深々とお辞儀をしてステージを後にした。2曲であっても、WUGちゃんに想いを伝える時間を与えてくれ、最後はステージに最も長くいるアーティストにしてくれたアニサマには感謝してもしきれない。

 

 

 

 全員ポニーテールとは眼福極まりないですね。そしてHOMEツアーのPartⅠ目玉曲『SHIFT』の衣装をスカートアレンジしていたということは、そういうことなのかもしれませんが、PartⅡでまた会場の度肝を抜いてくれるような曲やパフォーマンスに期待していきたいと思います。

 

 ありがとうWUGちゃん。ありがとうアニサマ。ありがとうワグナー。以上です。

 

 

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