「ジェラ/I-1 Club」のアウトロがかっこいい。
ASIAN KUNG-FU GENERATIONに「センスレス」という曲がある。起伏が小さいまま曲は進行していくも、終盤になってまるで別曲になったかの様にテンポは上がり、歌い抜ける。盛り上がる箇所をサビとするなら、メロメロメロメロ…と来て最後にサビがきて終わるという独特の構成。長いメロで徐々に溜めてきたものが一気に解放される快感で最高のカタルシスを得ることができる。
親告により動画は消去済みで、それ自体はいいがコメ欄に転調への反応が見られる(4:20過ぎ)。
まともな感想コメントはない。けど、分かる。音楽知識ないけどめっちゃかっこいい。好き。
アニメ「Wake Up, Girls!」の劇中ユニットとして、主人公WUGのライバルグループとして登場するのがI-1 Club。そんな彼女たちが歌う「ジェラ」。それがとてもかっこいい。アウトロがかっこいい。よく分からないけどかっこいい。好き。
この曲はかなりオシャレで、ジェラシーという女心をテーマに、気高きI-1の強キャラ感を存分に活かした良曲である、ラスサビまでは。最後のサビを歌い終えると嫉妬心が爆発したかのようにテンポが急加速し、嵐の様なアウトロが終わる。なぜこんな構成にしたのかは作曲者である田中秀和神のみぞ知るところなので、凡々々人の自分に分かるわけもない。ただ、これがめちゃくちゃかっこよい。好き。
"何となく・よく分からないけど好き・かっこいい"みたいな漠然とした好きは理屈がある嫌いにいとも簡単に負けがち。なので好きの理由を見つけるか、批判に出会っても我を貫き通す好きの強度が必要だったりする。なので僕は誰が何と言おうとジェラのアウトロが好きと言い続けることにしています。
WUGにも「素顔でKISS ME」というオシャレ曲がある。そしてこの曲のイントロ(特に0:11~)は「ジェラ」のアウトロを意識して作られた可能性が高いと思われる。ちなみに作曲者は同じく田中秀和さん。ジェラでオリコンを席巻したI-1の功績をWUGもなぞるべく、bvexが用意したのがKISS MEであったと…そんな繋がりも感じられる。
しかし劇中ではそのオシャレな曲調がWUGにそぐわなかった為か売上は不振に終わる。そしてWUGらしさを見つめ直して、原点回帰の「少女交響曲」に至る。この曲もまた「タチアガレ!」を想起させる対の作りになっている。ん~エモい!こうしたところが劇場版「青春の影」が名作たる所以である。なお劇場版「Beyond the Bottom」は主題歌が「Beyond the Bottom」である時点で名作。
しかしそんなKISS MEも現実のWUGちゃんはライブの盛り上がり曲として歌いこなせている。WUGの成長と物語的にとることもできるし、WUGちゃん7人という生身の人間が魅せるパフォーマンスがあるからと考えることもできるだろう。
自分は新参ワグナーなのでこれまでのWUGちゃんの進化を現場で体感することは全然できていないけど、これからのWUGちゃん達の物語を応援していくことが楽しみだし、ここにきてもなお追いがいがあるコンテンツだと本気で思ってる。WUGちゃんが明確に定めた目標に対する結果をこの目で見てみたい。なので幕張ぐらい、と埋めて欲しい。ここまで見て下さった方がいたらぜひGreen Leaves Fes.へ来て下さい( ´ ▽ ` )ノ
★ 5/12開催のGreen Leaves Fes.( http://wug-portal.jp/event/detail.php?id=1001569 )に行きましょう!ぜひ!
★ 予習は4/19放送の↓でOK!
以上。